日本看護研究学会雑誌発行50周年記念誌
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スライド 2 The 50th Anniversary うにした。実際、この「仲間と研究をつなごう会」の参加をきっかけに会員となった人も複数名いた。 2024 年 8 月第 50 回学術大会まで合計 14 回の「仲間と研究をつなごう会」を開催した。各回 15〜35 名程度の参加者が集い、複数回参加した会員の方もいた。小さなお⼦さんを抱っこしたり、後ろでニコニコ笑顔のお⼦さんも映ったりしながらの参加者もいた。 2024年8月第50回学術大会まで合計14回の「仲間と研あまりにも可愛らしい様⼦に、Zoom 参加者も笑みがこぼれながら、終始和やかな会であった。家庭や職場の事情から、遠方まで出向くことはできない人も自宅から参加できるオ究をつなごう会」を開催した。各回15 〜 35名程度の参ンラインの良さである。研究遂⾏に関して具体的な疑問を持つ参加者も時にはいたが、多加者が集い、複数回参加した会員の方もいた。小さなおくは漠然と「研究をしたいけれど、フィールドに困っている。」「忙しくて研究を進められない。」という参加者だった。 子さんを抱っこしたり、後ろでニコニコ笑顔のお子さん自己紹介から始まり、その後はテーマ別にブレイクアウトルームで自由な意見交換。最深井喜代子先生が説明した後、希望者の申し出でワーキングメンバーが決まった。手を挙げたのは浅野みどり先生、前田ひとみ先生、若村智子先生そして私の4名であり、ここに深井理事長を加えた5名がメンバーとなった。どのような活動になるのか未知であり、これから作り上げる活動であったが、趣旨に大いに共感したため躊躇なく手を挙げたことをよく覚えている。Zoom の画面越しではあったが、“すっ”と手が挙がりすぐにメンバーが決まった。最強メンバーの先生方との Zoomミーティングは、いつも刺激があり何とも楽しい、大変貴重な時間だった。若村先生がワーキングのリーダーとして、リーダーシップを発揮くださり活動がスタートした。1年以上経過したのち、バトンタッチして私がリーダーとなった。ループの活動について説明し、共通の関心がある研究者をつなぐ交流集会を企画した。第2回目から「仲間と研た。最強メンバーの先生方との Zoom ミーティングは、いつも刺激があり何とも楽しい、究をつなごう会」と名称を改め、会員および非会員を対大変貴重な時間だった。若村先生がワーキングのリーダーとして、リーダーシップを発揮くださり活動がスタートした。1 年以上経過したのち、バトンタッチして私がリーダーと象として、スライドに示したようなポスターを作成しアなった。 ナウンスして、年4回 Zoom で開催してきた。“仲間づ22..「「仲仲間間とと研研究究ををつつななごごうう会会」」 くり”が主旨であるため非会員にも門戸を広げよう、と 2020 年 6 月に将来構想委員会の下部組織として発足し、本ワーキングについて検討が始まった。2021 年 8 月に開催された第 47 回学術集会では、初めてワーキンググループの活参加費無料で非会員も参加できるようにした。実際、こ動について説明し、共通の関心がある研究者をつなぐ交流集会を企画した。第 2 回目からの「仲間と研究をつなごう会」の参加をきっかけに会員「仲間と研究をつなごう会」と名称を改め、会員および非会員を対象として、スライドに示したようなポスターを作成しアナウンスして、年 4 回 Zoom で開催してきた。“仲間づとなった人も複数名いた。くり”が主旨であるため非会員にも門⼾を広げよう、と参加費無料で非会員も参加できるよ1.実践研究活動推進ワーキングの発足 このワーキングが発足したのは、半分の理事が入れ替わり新しい理事会メンバーで開催された初回理事会2020年6月のことであった。ワーキング設置の趣旨について、2.「仲間と研究をつなごう会」 2020年6月に将来構想委員会の下部組織として発足し、本ワーキングについて検討が始まった。2021年8月に開催された第47回学術集会では、初めてワーキンググも映ったりしながらの参加者もいた。あまりにも可愛らしい様子に、Zoom 参加者も笑みがこぼれながら、終始和やかな会であった。家庭や職場の事情から、遠方まで出向くことはできない人も自宅から参加できるオンラインの良さである。研究遂行に関して具体的な疑問を持つ参加者も時にはいたが、多くは漠然と「研究をしたいけれど、フィールドに困っている。」「忙しくて研究を進められない。」という参加者だった。 自己紹介から始まり、その後はテーマ別にブレイクアウトルームで自由な意見交換。最後に集まると、皆さんお顔は柔らかく笑顔も。研究活動に直ぐにつながらなくとも少し先の活動につなげられる、そのヒントとエネルギーを得る場であったように思う。ワーキングメンバーの5人も同様に参加者となり、自身の研究経験を伝える場面もあったり、重要な研究課題に気づかされたりすることもあった。毎回あっという間の90分であった。会」に参加して、前田ひとみ先生が参加した[看護教育]のブレイクアウトルームに集ったメンバーである。多くのメンバーが集まり、2023年2月には【基礎教育チーム】と【継続教育チーム】の2つのチームが作られた。 【基礎教育チーム】の中村和代氏によれば、研究メンバーと出会い研究チームができたことで、プレテストの依頼など研究メンバーへ協力依頼ができること、実践研究活動推進ワーキングのメンバーへ相談できること、などの恩恵を得られたとのことだった。本ワーキングでは、「仲間と研究をつなごう会」でつながったメンバーを研究チームに組織化する支援、そして研究チームの活動を支援することも目的であった。そのため、いずれ研究計画を立案し研究活動につながるよう、研究チームの活動を推進するために、チーム運営のための費用を支給するための規程や細則を作成した。しかし、今回のケースは経費よりも研究計画書の作成や倫理審査申請へ向けて、疑問へのアドバイスや対応方法の選択肢を広げる支援だった。いずれにせよ、この「仲間と研究をつなごう会」で研究チームが生まれたことは、大変喜ばしい嬉しいことであった。また、私たちワーキングメンバーも知らないところで、研究チームの組織化までには至らずとも「つながり」は生まれたに違いない。た。こちらは学会員限定で、学会員がメンバーにいる看3.つながり生まれた研究チーム 「仲間と研究をつなごう会」で仲間ができ、二つの研究チームが生まれた。2022年に「仲間と研究をつなごう4.セミナー・研究室をのぞいてみよう これも、オンラインだからこそ実現できた企画であっJapanese Society of Nursing Research 17

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