日本看護研究学会雑誌発行50周年記念誌
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こと、そしてその他の要素に含まれる内容のヒントを得たり、研究遂行へのエネルギーを与えそして受け取る場となったりしたのではないかと考える。は、所属、専門性、同窓の枠を超えて、「関心ごと」でつながる仲間である 《研究チーム》 がさらに生まれ、研究がスタートすることである。無論これが本ワーキング発足の主旨でもあり、今後も期待できることであると考える。 次に、互いに刺激を与えあう場となり、その成果は特定の《研究》にとどまらず、さまざまな化学反応が期待できることである。この化学反応は、当事者以外は見えにくく知ることは難しく、そのため成果はわかりにくいことであろう。だからこそ、学会が取り組む活動としてまさに適しているのではないか、と考える。今年度は役員交代があり、ワーキングメンバー全員が入れ替わった。目的は変わらずとも、また新しい柔軟な発想で実践研究活動の推進へ向けて、「仲間」がつながり研究チームができるような活動が続くことを心から願っている。 このワーキングメンバーの先生方と「実践研究活動推進ワーキング」をともに企画運営してきた活動は、とにかく楽しい時間でした。今までの企画を最も楽しんでいたのは、ワーキングメンバーの私たちだったのかもしれない、とも思います。また、一流の研究者の先生方と企6.今後の可能性 全くの私見で今後の可能性を考えてみた。まず一つ目画運営に携わることができたことで、背中を正すことができ、そして様々なエネルギーをいただきました。本ワーキングを発足してくださいました深井喜代子先生、そして一緒に活動くださいました浅野みどり先生、前田ひとみ先生、若村智子先生に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。▪経歴▪《学歴》1984年  千葉大学看護学部卒業、看護婦(師)資格、保1992年  千葉大学大学院看護学研究科修士課程を修了。2014年  筑波大学大学院人間総合科学研究科より博士《職歴》1984年  順天堂大学医学部附属浦安病院に看護師として1989年 河北総合病院に看護師として勤務(非常勤)。1995年 川崎市立看護短期大学 講師2003年 東海大学健康科学部看護学科 助教授2010年 筑波大学大学院人間総合科学研究科 准教授2015年1月より現職、現在に至る。《学会活動》現在の主な活動日本看護診断学会 理事長、日本看護研究学会 理事、日本看護系学会協議会 理事日本大腸肛門病学会 便失禁診療ガイドライン作成委員健婦(師)資格を取得。修士(看護学)を取得。(看護科学)の学位を取得。勤務。The 50th Anniversary Japanese Society of Nursing Research 19

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