,,日本看護研究学会雑誌発行50周年歴代学術集会長第47回学術集会長 塩飽 仁第47回学術集会は、2021年(令和3年)8月21、22日にライブ配信を中心に開催し、その後オンデマンド配信を行い、9月3日に閉会しました。ご参加いただきました皆様、ご講演いただいた先生方、演題発表をいただきました会員の皆様、交流集会を企画運営いただいた有志の会員の皆様、学術集会の企画と運営にご協力いただきました皆様に御礼を申し上げます。テーマは「脳とこころのケアとサイエンス」としました。私は30年以上にわたり、東北大学病院小児科外来で「小児看護外来」を開設して子供と家族の心理社会的支援を実践してきた経験から、子供のケアの実践的理論的基盤は、脳とこころ、そしてそれらの相互作用に求められると考えるようになりました。さらにそれを確証的に認識したのが東日本大震災の経験でした。震災から10年を経て開始する学術集会のテーマにこれらの想いを込めました。第47回は、COVID-を開始し、終えた学術集会と言うことができます。当初は、仙台国際センターで対面で開催する計画でしたが、感染が拡大するなかで、対面とライブ配信を組み合わせたハイブリッド形式に変更することにし、会場変更を余儀なくされました。さらにパンデミックの状況を勘案しつつ、ご参加いただく方々の感染予防を優先すべきと考えをあらため、最終的にはライブ配信とオンデマンド配信による完全オンライン開催と決断せざるを得ないこと(東北大学大学院医学系研究科保健学専攻 教授)19のパンデミックのさなかに準備となり、開催計画が二転して開催計画を3回検討したた19の第5波は、2021年めとても苦労しました。COVID-(令和3年)7月1日から9月30日、新規感染者最大値807人(厚生労働省による)とのことでは8月13日の5すので、会期はまさに第5波のピーク時だったことになります。このような状況だったこともあり、準備や運営は極力自力で、限られたメンバーのみで行いました。学術集会の web site は学会のサーバ内に領域を確保し子サイトとして企画委員が構築し、オンライン会場とオンデマンド配信のみ業者に委託しました。学術集会当日は大学内に約20台の PC と各ライブ配信会場用に6つのブースと1つのセンターブースを用意し、それぞれに専任のオペレータを配置して臨みました。その結果、すべての口演発表は遅延なくすべての演者に発表していただけました。第47回学術集会の実施概要は次の通りでした。【講 演】 【奨学会研究発表】1題【交流集会演題】14題160演題 【一般演題】 (口演演題:44演題、示説演題:116演題)【参 加者】725名(学会員:553名、非学会員:172名)【オンデマンド講演視聴合計回数】1【Web site ページ閲覧総回数】17こうして振り返ると、あの状況のなかでよく頑張ったなあと感慨深いです。あらためて開催できたことに感謝し、皆様へのお礼の気持ちで一杯です。6題(会長講演、特別講演2題、東日本大震災10周年講演2題、共催セミナー(日本薬理学会)1題)877回,716回48第47回学術集会の開催を振り返って
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