日本看護研究学会雑誌発行50周年記念誌
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つ む 会 期学術集会長会 場演題募集期間 2022年1月11日火10:00▶3月4日金12:00事前参加申込期間 2022年2月1日火▶6月27日月愛媛県立医療技術大学 保健科学部 看護学科 内〒791-2101 愛媛県伊予郡砥部町高尾田 543E-mail : NR48@epu.ac.jp事務局運営事務局株式会社 歳時記屋〒780-0072 高知県高知市杉井流 19番2号TEL: 088-882-0333 FAX: 088-882-0322 E-mail : info@jsnr48.com●後援:松山市、愛媛県看護協会、愛媛県立医療技術大学https://www.jsnr48.com一般社団法人日本看護研究学会第48回学術集会実践と研究の往還で紡ぐ─ 看護の知2022年 8月27日土・28日日松山市総合コミュニティセンター中 西 純 子 愛媛県立医療技術大学保健科学部The 50th Anniversaryhttps://www.jsnr48.com 第48回学術集会会長 中西 純子日本看護研究学会第48回学術集会は、2022年8月27日(土)・ 28日(日)、松山市総合コミュニティセンターにおいて、ハイブリッドで開催致しました。学術集会会長を拝命した頃は新型コロナウイルス感染の只中で46回・47回と2年連続オンライン開催でしたが、ワクチン接種が進むなか、できれば久々に現地交流を実現したいと願う一方、参加者の皆様の安全を守る必要があり、48回をどんな態様で開催できるのか、国や地元の感染対策方針の推移を確認しながらぎりぎりまで悩みました。結果、1年前にはハイブリッドでの開催を決定しましたが、本学会でもハイブリッド開催は初めてで、何より私自身が慣れない開催方法に戸惑うなか、運営事務局を担っていただいた(株)歳時記屋さんと愛媛県立医療技術大学の事務局スタッフの皆様には本当にお世話になりました。2022年3月にはすべての都道府県で「まん延防止等重点措置」が終了したものの、感染第7波の勢いが増しており、開催日が迫るなか、ハイブリッドとは言え、現地で感染拡大が生じないか、終了後もハラハラ致しました。結果、参加者数約930名、うち310名の方に現地参加いただきましたが、感染拡大を生じることもなく、終了することができました。現地参加くださった方々からは、「久しぶりに顔を見て直接交流ができて良かった」と嬉しい言葉をいただき、“ああ、学会ってこうだったなあ”とふと懐かしい感覚を味わいました。一方、オンラインでご参加くださった方々も画面を通して積極的に(愛媛県立医療技術大学)質疑応答に加わっていただきました。さて、第48回のテーマは 「 実践と研究の往還で紡ぐ看護の知 」 とし 、 愛媛の特産物でもある今治タオルや水引細工が1本1本の糸や紐から紡がれて素晴らしい作品を生み出すように、“実践と研究が往還するなかで看護の知を紡いでいき、紡いだその知を人々に届ける”そんな思いを込めました。ポスターデザインにもカラフルな12色の紐で「人」の顔を組み込んでいます。完全現地開催とはなりませんでしたが、愛媛色を出したいと思い、特別講演では松山子規記念博物館総館長の竹田美喜氏から 「 子規・病牀六尺の世界とチームケア 」 と題するテーマでお話いただき、その他、愛媛の地で看護の知を使って活躍している3人の実践家によるリレートーク、実践と研究の往還について考えるシンポジウム、研究方法についての教育講演等を企画しました。また 、 市民公開講座として新型コロナウイルス感染症に関する講演「人類とウイルスの共存」や中高校生を対象にした「ナーシング・トーク&トーク」(後日別途開催)、愛媛発祥の文化の一つである「書道甲子園:書道パフォーマンス」の実演等、地元住民にも参加していただけるプログラムも企画しました。全体的にローカル色の強い学術集会となりましたが、引き続くコロナ禍のなか、ご参加くださった方々、運営にご協力いただいた方々、関係各位、並びに、このような貴重な機会を与えてくださった日本看護研究学会に改めて、こころより感謝申し上げます。Japanese Society of Nursing Research 49第48回学術集会の思い出

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